知らなきゃ危険!フランスで運転するポイント
すでに海外で運転した経験があっても、車を運転するためのルールやポイントは、各国で異なります。
ここでは、フランスでの運転に焦点をあて、知っておくべきポイントを解説します。
ぜひ日本との違いを把握しつつ、実際に運転する前にお読みくださいね。
フランスは右側通行の国
欧州大陸は、すべて右側通行になります。
よって、ハンドルも左ハンドル仕様になっています。
しばらく乗っていれば慣れてくるので、そこまで心配しなくてもいいと思いますが、気を緩めた瞬間が危険なので、私の場合、「右側通行」ってポストイットとかに書いて、助手席の前の運転席から見えるところに貼っていました。
右折・左折時や、駐車場から出る場合、日本とは逆になるので、特に走行方向に注意を払いましょう。
ただし、イギリスへ大陸から船で行く場合は、下船してからすぐに左側通行になるので、ご注意ください。
走行車線は右側、追い越し車線は左側
他の車両を追い越す際は、左に進路変更し、追い越す車の左側を通って追い越します。
追い越しが終わったら、左に進路変更し、適切な通行位置に戻る。
進路変更する際は、ウィンカーをつけて方向を合図しましょうね!
信号のない円形交差点 ロンポワン (=ロータリー) の進み方
信号のない円形交差点ロンポワン (=ロータリー) が見えてきたら、まず減速!
これらの標識が見えたら、マニュアルなら2速にして、いつでも停車できるくらい余裕をもって、ロータリーに入る態勢にします。
先に入った方(自分から見て左側から走ってくる車)が優先というのが基本です。
こちらの標識も、ロータリーの手前でよく見かけます。
左の標識にある、【CEDEZ LE PASSAGE】とは、簡単に言うと『アナタは優先ではなく、左からくる車が優先なので、停まって先に通してあげなさい』ということ。
通常は、右側の優先なので、あえて標識で指示しています。
左から車が走ってきていなければ、ロータリーに入ってください。
ロータリー内にいる車が優先のため、左からの走行車があれば、待ちましょう。
ロータリー内は、一方通行で左回り(反時計回り)に走行します。
そして、入ってくる車より出る車が優先。
ウィンカーを点滅させます。
ウインカーの出し方を覚えよう! わかれば簡単!
ロータリーに入って、1番目の出口に行く場合⇒右ウィンカー
ロータリーに入って、1番目以外の出口に行く場合⇒左ウィンカー
目的の出口手前で、右ウィンカーに切り替えて、後方にサインを出す。
出口には、行先の地名が表示してあるので、よく分からなければ、ロータリーを何度もグルグルまわりながら、行先を確認するのもありです。
2車線のロータリーの場合
正面やすぐ出るときは右寄りに入り、外側を進む
左の方向に出ていきたい場合や、元来た道へUターンする時は、内側の車線を進む
AUTO-ECOLE.NETより引用
ポイント
1.ロータリーが見えたら、減速
2.ロータリー内の左側から走ってくる車が優先 (例外あり)
3.一方通行で、反時計回りに走行
4.ウインカーで行先を示す
フランスで駐車してはいけない場所、3選!
車椅子のマークは身体障がい者専用の駐車場なので、許可証がない人が駐車した場合、罰金135ユーロが科されます。
ジグザグラインはバス停なので、駐車禁止。
Livrasion (リブレゾン) と路面に表示されているところは、商品搬送車用の駐車場のため、一般車の駐車禁止。
ついでに、禁止マークもおさらいしておきましょう。
(左) 進入禁止 (中央) 駐停車禁止 (右) 駐車禁止
日本と同じですね!
フランスは「後部座席」もシートベルト着用義務
フランスは前席だけではなく後席もシートベルト着用義務があります!
さらに10歳未満の子供は前席に乗せてはならず、後席にチャイルドシートを着けてしっかり固定した状態にさせなければなりません。
もちろん、子供を抱いて車に乗ることは厳禁です。
子連れ旅行でレンタカーを借りる際は、チャイルドシートも忘れずに予約しましょう。
右側優先、ハイ、右注意。
フランスでは、信号も標識もない交差点では右側から優先的に通過します。
自分が大きな通りを走行していても、右側の小道からいきなり猛スピードで車が割り込んできて、冷や冷やすることは、普通にあります。
そこでこの標識。
右側が優先の交差点では、必ずみかけるので、必ず右側からくる車を先に通してあげてください。
高速道路やバイパスでは、進入車には優先権がありません。
ただし、パリ外周環状道路(ペリフェリック)は右側優先の法則が適用され、進入車優先となります。
ですから一番右側の車線を走っていると、入り口がある度に進入車に道を譲らなくてはなりません。
右側優先にはならない、例外はコチラ
1.駐車している状態から発進する場合
2.側道から通りに出る場合
3.車線変更をする場合
踏切みえた、ハイ、一時停止はいたしません!
日本の常識が通用しなかった例、『踏切』。
踏切で一時停止をしていた、フランスで運転をし始めた当初を思うと、ゾッとします。。
フランスでは、踏切前の一時停車はしませんので、そんな常識の中、非常識にも一時停車をすると本当に危険です。
後ろの車は、いきなり前の車が一時停止するとは思っていませんから。
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