フランスで自動車事故にあったら

depression

このページに「うっかり」ではなく、「あえて」たどり着いたアナタ、実は運転することに不安がありますね。
それとも用心深い方?

 

日本では毎日運転していても、慣れない外国で、標識も外国語、地名も読めない、右側通行、左ハンドル、現地の交通ルールは知らない、もしくは交通ルールは日本と同じだと思い込んでいる(私がそうでした)…
普通に考えて、運転をすることに躊躇しますよ。

 

「もしも」のことを考えて当然です。

 

あまりにもフランスで運転することに不安がある方は、今回はドライブは諦めて、ほかの交通手段をあたってみてください。

 

フランスでのドライブを散々おススメしておきながら、今さら何言っているの、この人?

 

と思われたアナタ、不安な気持ちで緊張マックスでのドライブ旅行なんて、楽しいですか?
せっかく休暇をとって、はるばる日本からフランスにやってきて、楽しく過ごすはずの旅行が、本末転倒ですよ。

 

こういう私も、フランスで事故をおこしたことも、巻き込まれ事故にあったこともありまして、また事故経験のある友人たちのエピソードを聞いていても、事故にあったら一瞬で地に落ちるほどのショックを受けるもの。

 

旅先で出会ったフランス人に、とっても親切にしてもらった…
あぁ、やっぱりおフランスは素敵だわ!

 

そう思っていた矢先、そんなやさしいフランス人たちも、事故にあったと同時に、秒で敵に変化します。
これは、フランス人同士でも同様です。
相手が日本人だから豹変するのではないことを、フランス人の名誉のため記します。

 

アナタが事故に巻き込まれて、むしろ迷惑こうむっている時でさえ、敵に変化したフランス人は、謝るどころか、自分の起こした事故がアナタのせいで起こされた…など「言葉巧みに」主張してくるでしょう。
それは、映画のワンシーンのように、時に言葉激しく、ドラマチックに、彼らの全身を使っての演技に、「そうよ、これは現実ではなく、ドラマの中の出来事だわ!」と、こちらもテレビを見るように、ポカンと見とれてしまうかもしれません。

 

アナタは日本人の習性で「うっかり」わけがわからず「ソーリー」と謝ってみたり…
フランスの交通法規を知らない弱みに付け込まれて、相手の誘導尋問に陥れられたり
事故のショック、言葉が解らないストレス、そして目の前の豹変した敵または劇に三重四重のショックを覚え、憤怒を通り越し、泣きたくなるのです。

 

もちろん、話が分かるフランス人も中にはいて、話し合いが早く済む場合もあるでしょう。
この場合、交渉できるレベルのフランス語を話すことができること、冷静に対処できる精神状態が両者にあったケースに限られそうです。
英語での交渉ができるかどうかは、相手次第です。

 

中には当たり屋のように、事故にあってラッキーとばかりに、相手の保険で自分の車を修理したい輩もいるんですよ。 
そういう人に限って、事故慣れしているwww 交渉が巧みwww 相手のいいように、まくしたてられますよ(涙) 外国人の足元をよくみています!

 

最悪なのは、相手が保険に入っておらず、当て逃げするようなケース。本当によくあるのです。

 

事故は対人のみにあらず、例えば車を駐車して、しばらくして戻ってみると車に傷がつけられていた、壊されていた、窓ガラスが割られて、荷物を盗難された(セキュリティが高そうな有料駐車場でも起こりうる)、突然季節外れのひょうが降ってフロントガラスが割れた、本当に私の身近で起こっている話なのです

 

それでも、フランスで運転をする御方は、このサイトで手短ながら、日本人に知ってほしいフランスでの運転知識をまとめているので、ご覧くださいませ。

 

皆様の、安全なご旅行を願っております。

 


事故にあったとき必要なもの8選

海外で運転をするなら、以下のリスト8点は常に取り出せる状態にしておくことを、おススメします。

 


カメラ
筆記具(紙・ペン)
運転免許証 国外免許証
携帯電話
緊急連絡先リスト
車を借りたときの契約書
パスポート
海外旅行保険証

 

ケガがある場合⇒すぐに救急車手配

フランスの緊急連絡先 *電話番号を控えておこう
警察 17
消防署(救急車) 18 状況に応じて必要各所に取次いでもらえる
救急車 (Samu) 15
上記に携帯電話からかけるとき 112

 

対人事故の場合は、現場にいた第三者(通行人、ドライバー)に、証人になってもらうとよいです。

 

カメラ
 重要度★★★★★

現場を撮影、相手のIDカード、免許証、連絡先を撮影(メモするより簡単)
すぐに、相手の車のナンバーを撮影しましょう。(事故に巻き込まれた際、相手が逃げることがある)

 

筆記具

事故報告書を現場で作成する際に必要

 

運転免許証 国外免許証

相手、警察・・・必ず提示を求められます

 

携帯電話

警察、救急車手配、保険会社への連絡など、すぐに必要です

 

緊急連絡先リスト

お守り代わりに持ち歩くと、安心です。

 

クレジットカード会社と海外旅行保険の緊急時連絡先
日本大使館・領事館
家族・友人・勤務先
宿泊するホテルの名前・住所・電話番号
フランスの緊急連絡先の電話番号

 

車を借りたときの契約書

レンタカーの場合、事故後24時間以内にレンタカー会社に事故報告をする際に必要です

 

パスポート

海外旅行中は、常に携帯していますよね?

 

海外旅行保険証

ケガをして病院にかかった際に、連絡が必要になります

 

 

事故にあったらメモを取っておくこと (事故報告書に必要)
1. 時刻 (年月日、曜日、時間)
2. 場所 住所、道の名前、交差点名
3. 天候 晴れ、曇り、雨、雪等
4. 相手の情報 
運転免許証とIDカードの両面の写真をとりましょう。
氏名、住所、電話番号、免許証番号、生年月日などが必要
5. 相手の自動車の情報
車体番号(ナンバープレート)、車のメーカー、車種、年式、色

 

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